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FF11

【FF11】マクロや設定ファイルが壊れたときに備えた対処法

2021年1月17日

Crushed All Macros

 

FF11はマクロがすべて

先日、LSメンのマクロが壊れるという出来事がありました。

FF11はマクロがすべてと言っても過言ではありません。
キャラクターの操作は、様々なコマンドを組み合わせたマクロを実行することで行います。
どのジョブでも、マクロはかなり手間をかけて作り込まなければならない場合が多く、このマクロが壊れることは膨大な労力の結晶を失うことでもあります。
そして残念なことにマクロや設定ファイルは、通信エラーやFF11の強制終了などのタイミングで破損することが稀によくあります。

マクロや設定ファイルが破損し復旧が困難となると、モチベーションの急激な低下から引退まであり得る深刻な問題です。

マクロの仕組みは20年以上前に設計されたので、今のFF11にとっては使い勝手の良いものとは言えません。
マクロや設定ファイルはパソコン本体に保存されます。サーバーには保存されません。手動でサーバーに保存する設定ファイルは、パソコン本体に保存されているファイルをアップロードしているだけです。

この記事では、マクロや設定ファイルの保存方法と復旧方法を記載します。

最初に断っておきますと、バックアップを取っていない場合は、ぶっ飛んでしまったマクロを簡単に復元する方法はありません。
ファイル破損に備えて、日頃からこまめに保存する習慣を付けましょう。

 

マクロや設定ファイルが壊れるタイミング

マクロや設定ファイルが壊れるタイミングは次のようなものあります。

  • 通信エラー
  • ゲームの強制終了
  • パソコンの故障、破損
  • ハードディスクの故障、破損
  • ウィルス対策ソフトの誤検知
  • いきなり消える

いずれも待ち受けているのは悲劇のみです。

通信エラー

ゲームの強制終了

パソコンの故障、破損

ハードディスクの故障、破損

ウィルス対策ソフトの誤検知

いきなり消える

 

設定ファイルのバックアップ方法4つ

設定ファイルのバックアップ方法は主に4つです。

  • FINAL FANTASY XI Config からバックアップする
  • キャラクター選択画面からバックアップする
  • 設定情報フォルダを直接バックアップする
  • バックアップを自動実行する

FINAL FANTASY XI Configからバックアップする

FINAL FANTASY XI Config からの設定ファイルのバックアップは、2019年5月10日のバージョンアップで導入されました。

FINAL FANTASY XI Config を開き、「拡張機能」のゲーム内設定から「保存」ボタンを押すことで、全てのキャラクターの設定情報を1つのファイルとしてバックアップすることができます。

Backup config by FFXIConfig

保存できる内容は次のとおりです。

  • マクロ
  • マップマーカー
  • アイテムリストの並び順
  • 魔法リストの並び順
  • マウントリストの並び順
  • エモートリストの並び順
  • 装備セット
  • ゲーム内コンフィグ
  • 合成履歴

バックアップを保存する際、コメントに日付などを入れておけば復旧するときにバックアップ日付を確認できます。

保存するときは、ファイル名にバックアップした日付を追加しておくと復旧するときに分かりやすくなります。

設定の保存処理が完了すると、次のポップアップが出ます。

バックアップした設定ファイルは、標準では次のフォルダに保存されます。

ドキュメント > My Games > FINAL FANTASY XI > ffxiuser

 

キャラクター選択画面からバックアップする

キャラクター選択画面からも設定ファイルをサーバ、またはハードディスク内の領域にバックアップできます。

FINAL FANTASY XI Config は全てのキャラクターの設定情報をバックアップできますが、キャラクター選択画面からの保存は、1キャラクターのみの設定情報のバックアップとなります。必然的にメインキャラクターの設定ファイルをバックアップすることになります。

Save Config on the Server

 

設定情報フォルダを直接バックアップする

設定情報フォルダは、標準では次の場所にあります。

C:\Program Files (x86)\PlayOnline\SquareEnix\FINAL FANTASY XI\USER\

内容は、FINAL FANTASY XI Config で取得されるものと同じです。

Backup config files directory

USERフォルダを別の場所にコピーしておけばバックアップになります。

バックアップした設定ファイルは外付けストレージに保存

せっかく保存した設定ファイルも、パソコンやハードディスクが故障や破損すると消えてしまいます。
確実にデータを保護するには外付けのUSBメモリやハードディスクに保存しておきましょう。

耐久性の高い外部ストレージがおすすめです。

 

バックアップを自動実行する

バックアップを自動実行する方法は次の記事にまとめました。

Tragedy comes suddenly
5分で出来る!FF11のマクロ自動バックアップ設定方法

続きを見る

 

設定ファイルの復元方法3つ

設定ファイルの復元方法も主に3つです

  • FINAL FANTASY XI Config から復元する
  • キャラクター選択画面から復元する
  • 設定情報フォルダを復元する

FINAL FANTASY XI Config から復元する

FINAL FANTASY XI Config の「機能拡張」、ゲーム内設定の「復元」ボタンを押します。

restore-config

バックアップした設定ファイルを選択します。
外部ストレージなどに保存してある場合は、USBメモリなどを接続して指定します。

バックアップ時に記入したコメントが表示されています。確認後、「復元」ボタンを押します。

すでに存在している設定が全て上書きされる旨の警告が出ます。「はい」を押します。

復元されると次のポップアップが出ます。

 

キャラクター選択画面から復元する

キャラクター選択画面で「読み出し」を押します。

Restore config

ファイルスロットから「サーバー」を選択し、サーバーに保存された設定ファイルを読み出します。

Restore config

 

設定情報フォルダを復元する

保存した「USER」フォルダを、既存のフォルダに上書きします。

C:\Program Files (x86)\PlayOnline\SquareEnix\FINAL FANTASY XI\USER

Backup config files directory

次のフォルダで「貼り付け」ます。

C:\Program Files (x86)\PlayOnline\SquareEnix\FINAL FANTASY XI\

アクセスが拒否されることがあります。
「すべての項目にこれを実行する(A)」をチェックし、「続行(C)」を押します。

「ファイルを置き換える(R)」を押します。

保存しておいた設定ファイルが上書きされます。

 

まとめ

FF11はマクロや設定ファイルがすべてのゲームであるにも関わらず、システム側でマクロを保全する仕組みが十分ではありません。
公式に設定ファイルを自動バックアップする仕組みを実装して欲しいところですが、ユーザー数や予算の規模を考えるとそれも現実的では無いような気がします。

大切なマクロや設定ファイルは、冒険者自身で守る姿勢が今後も必要かと思います。

幸いにも、FINAL FANTASY XI Configで設定ファイルの保存が出来るようになったので、週1くらいでバックアップしておきたいものです。

(2021年10月16日 追記)
完全自動バップ方法を作成しました。もう悲劇とはおさらばしましょう。

Tragedy comes suddenly
5分で出来る!FF11のマクロ自動バックアップ設定方法

続きを見る

 

開発チームにお願い

(2021/1/18 追記)

システムで自動保存は難しくても、VUごとに設定ファイル保存を促すメッセージを出すだけでも効果はものすごく高いと思います!

マクロ消失!
→ 諦めの境地
→ おつかれさまでした!

も防げるので、ぜひ前向きに検討頂ければと思います。

以上、マクロや設定ファイルが壊れたときに備えた対処法 でした。

  • この記事を書いた人

秋月螢雪

2017年11月、7年ぶりにFF11に復帰しました。 ヴァナ・ディールを再び冒険するためのゲーム内情報と、パソコンの選び方やコンフィグの設定方法などプレイ環境に関する情報を中心に記事を書いています。 Asura在住。3アカウント(Keisetsu/Kotoriko/Hozma)運用。 南国からヴァナ・ディールにインするのが夢です。 Twitterのフォローもお気軽に!

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