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テクニカル支援ジョブ 吟遊詩人
昨今のヴァナ・ディール事情において、コンテンツに出すためのハードルが最も高いとされるジョブです。かける歌の効果を把握すること、必須として要求させる通称「ギダカマ」と言われるRME楽器群、更には殴り装備も必要となるとなかなか手が出しづらいものです。
そんな吟遊詩人を今からでも始めたい、という吟遊詩人初心者のために、強化歌、敵歌、殴り装備の3回の記事に分けて解説していきたいと思います。
本記事では、吟遊詩人のメインとなる強化歌に関する仕様や基本情報、コンテンツに出すまでの必要要素とテクニックなどをご紹介いたします。
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吟遊詩人が歌う強化歌の基本仕様
強化歌の基本仕様
吟遊詩人が歌う強化歌の基本仕様は下記の通りとなっています。
- 何も装備しないで歌う強化歌の効果時間は120秒(2分)
- 楽器を装備しないで歌う(いわゆるアカペラ)場合、歌える強化歌は1曲のみ
- 管楽器、弦楽器のいずれかをレンジ武器枠に装備して歌う場合、歌える強化歌は2曲まで
- 歌の効果時間は延長することが可能。(詳細は後述)
- 強化歌は同じ効果の歌、または別の効果の歌で上書きが可能。(詳細は後述)
管楽器と弦楽器の違い
吟遊詩人の魔法スキルには「歌唱スキル」「管楽器スキル」「弦楽器スキル」の3種類があります。
敵歌の命中率は「歌唱スキル」「CHR」「魔命」の他に「管楽器スキル」に影響を受けるため、管楽器を装備することで「管楽器スキル」が追加される分、命中率が上がります。
一方の弦楽器で敵歌を歌う場合は「歌唱スキル」「CHR」「魔命」のみで命中率が決定し、「弦楽器スキル」は影響を及ぼしません。その代わりに、スキルを上げれば上げるほど歌の効果範囲が広くなります。歌の効果範囲については味方への強化歌にも影響します。
歌の効果時間延長について
歌の効果時間は基礎時間(120秒)を基準として、各防具により延長することが可能です。効果時間を延長する内容は以下の通り。
①「〇〇〇+1」という表記がある場合
- 「〇〇〇+1」と表記があるものは、その歌の効果を10%アップさせるとともに、効果時間を10%(12秒)延長します。
- 「全歌+1」と表記があるものは、すべての歌に対して10%効果アップ、12秒の効果時間延長となります。
例:画像にあるブラーハープ+1の場合は「バラード+2」「全歌+2」と表記があるので、効果としては「バラード+4」=効果時間40%アップ(48秒延長)となります。
②「歌の効果時間+〇%」という表記がある場合
これは文字通り、この表記がある防具を装備した状態で歌ったすべての歌の効果時間が表記分延長されます。
画像の「FLオングルリヌ+2」は「歌の効果時間+13%」の表記があるので、120 × 1.13 = 135秒(2分15秒)となります。
③ ギフト1200
ジョブポイントを1200ポイント獲得した場合のギフト項目に「歌の効果時間延長」という項目があります。これにより、今後この吟遊詩人が歌うすべての歌の効果時間が5%延長されます。
歌の上書きの法則
強化歌を上書きする場合、以下の条件に従って上書きが行われます。
- 現在プレイヤーにかかっている強化歌のうち、一番効果時間の残りが少ないものから上書きされます。
- これから詠唱しようとする効果時間が今かかっている効果時間の残りより短い場合でも、前述の条件に従って上書きが行われます。
- すでにかかっている強化歌を再度歌う場合、その残り時間に限らず同じ曲へ上書き処理が行われます。
例:マーチ(3分)メヌエット(4分)ミンネ(5分)がかかっているキャラに対して、
- メヌエット(5分)を歌うと >>> メヌエット(4分)が上書きされます。
- マドリガル(5分)を歌うと >>> マーチ(3分)が上書きされます。
- マンボ(2分)を歌うと >>> マーチ(3分)が上書きされます。
強化歌に関係するアビリティと効果
吟遊詩人が歌う強化歌に関連する各アビリティと、それぞれの効果について解説します。
テヌート
次に歌う効果を、歌った本人のみ別の歌で上書きできないように固定できます。サポ白でバラードを上書きされたくない場合にテヌートを使ってからバラードを歌う、といった使い方をします。
マルカート
次に歌う曲の効果を1.5倍にします。効果時間に影響はありませんが、ジョブポイントに「マルカート中、歌の効果時間を延長」という項目があり、最大20秒効果時間が伸びます。
ピアニッシモ
次に歌う歌を範囲効果から単体へ変更します。前衛歌が終わった後、回復役に単体でバラードをかけたい場合などに使用します。また、ピアニシッモ効果中は詠唱時間が半減します。ジョブポイントでさらに最大40%詠唱時間が減少します。この効果は重複するため、ピアニッシモ中に歌った歌は詠唱時間が極端に短くなります。
ナイチンゲール
レベル75以上で使用できるメリットポイントのカテゴリー2で覚えるアビリティです。アビリティ効果時間中、歌の詠唱時間・再詠唱時間を半減します。メリットポイント2振り目以降は「詠唱が極端に短くなる確率」が25%増えます。これは「詠唱時間を0にする」という効果があり、メリットポイントを5振りすることで確率100%となり、ナイチンゲール効果時間中は常に全歌の詠唱時間が0になります。
トルバドゥール
ナイチンゲールと同じくメリットポイントのカテゴリー2で覚えるアビリティです。アビリティ効果時間中、歌の詠唱時間が1.5倍になる代わりに、効果時間が2倍になるという効果があります。メリットポイント2振り目以降は「歌の命中率が著しく高くなる確率」が25%増えます。黒魔道士のアビリティ「精霊の印」の歌バージョンともいえるもので、メリットポイント5振りすることで100%効果を発動します。
ソウルボイス
SPアビリティです。ソウルボイス効果時間内に詠唱完了した歌の効果を2倍にします。この効果はマルカートと重複しないので、効果アップの最大値は2倍までとなります。効果2倍の恩恵を受けた歌は、ソウルボイスの効果が切れた後でも歌そのものの効果時間が切れるまで有効です。
クラリオンコール
レベル96で覚えるSPアビリティの2枠目です。効果時間中、詠唱する歌を3曲まで重ねがけすることができます。歌は詠唱時間の短い順から上書きされる特性があるため、クラリオンコール終了後も3枠目が残るため上書きを繰り返すことで3枠目を維持することができます。また、ジョブポイント「クラリオンコール中、歌の効果時間を延長」の項目により、クラリオンコール効果中に歌った歌は最大で+40秒(トルバドゥール効果中なら+80秒)効果時間が延長されます。
一部の歌へのソウルボイス・マルカートの効果アップについて
一部の歌はソウルボイスやマルカートの「効果アップ」に影響を受けない代わりに、効果時間だけが1.5倍または2倍になる歌が存在します。「マズルカ(移動速度アップ)」「ヒムヌス(パーティメンバーにリレイズ)」「スケルツォ(大ダメージを軽減する)」がそれに該当します。ソウルボイスやマルカートをこれらの歌にかける場合は注意が必要です。
歌数+〇の効果とクラリオンコール
一部楽器の効果に「歌数+〇」という効果を持つものがあります。これは、この楽器を装備して強化歌を歌ったときにだけ強化歌の枠が1曲増えるという効果です。
- 例:
① 通常通りメヌエットを2曲歌い、その後リノス(歌数+1)に持ち替えてマドリガルを歌った場合
>>> 強化アイコンは「メヌ」「メヌ」「マド」と3曲になる。
② ギャッラルホルンで2曲歌った後、ダウルダヴラ(歌数+2)に持ち替えて2曲別の歌を歌った場合
>>> 強化アイコンは4曲になる。
一方で、クラリオンコールは「もともと吟遊詩人が歌える曲数を+1する」もので、効果時間中は楽器の種類を選ぶことなく3曲歌うことができます。よって、
- クラリオンコールを使った場合
①クラリオンコールを使用し、効果時間中に3曲歌う(楽器はなんでもよい)
②歌数+〇の楽器に持ち替えて歌うことで3曲+α(ダウルダヴラで2曲歌えば合計5曲まで)の重ねがけができる
といった具合になります。クラリオンコールを使って歌う場合は歌い方に注意が必要です。
コンテンツを見据えた目標設定
各コンテンツに吟遊詩人として参加することを目標とした場合の育成プロセス例をご紹介します。育成計画の参考にしてください。
※「強化歌を歌う」という点に絞って掲載しています。実際は「敵歌」や「殴り装備」なども、別途準備が必要となります。
レベル99にする
何といってもまずはジョブのレベルを99にしないことには話は始まりません。
効率よく99まで上げるためにレベル上げと狩場情報についての記事がありますので参考にしてください。
-
Lv99までの道のり - レベル上げと狩場事情編
続きを見る
楽曲を全て覚える
あまり使わなくなった楽曲もありますが、基本的には店売り、または競売で購入するか自力で入手するかして全曲覚えましょう。
※ただし、「乙女のヴィルレー」に関しては入手経路も限られており、かつ醴泉島のNMをポップさせるトリガーの一つになっているため人気が高く入手困難になっている場合があります。使用頻度は低いので無理に入手しなくても問題ありません。
防具のアイテムレベルを119にする
強化歌を歌うために必要となる防具類は段階的に鍛えておきましょう。アーティファクト・レリック・エンピリアン装束のいずれも無印の状態からIL109>IL119と段階を踏んで強化していくことになります。
お手頃な楽器を入手しておく
前述したとおり、楽器を装備して歌わないと曲数は1曲のままです。お手頃に入手でき、割と長期間使える楽器がありますので序盤はこれらを利用していきましょう。
エミネンフルートは3国や西アドゥリンにいるエミネンスレコード管理者からエミネンスポイント10000で入手可能です。これ1本で歌う楽曲のすべてが20%増しで歌えるので汎用性が高いものとなっています。
テルパンダーはジュノ港・クフィム島出口に向かう下り階段を下りたすぐに立っている「Oboro」へ話しかけると発生するOboro製専用武器のクエストにて入手が可能です。入手ハードルは低いながらも歌数+1が付いており、早いうちに強化歌を3曲重ねることができるようになります。
Oboro製専用武器を入手するためのクエストは下記を参考にしてください。
-
Lv99から - Oboro製ジョブ専用武器編
続きを見る
-
Oboro製ジョブ専用装備/FF11用語辞典
続きを見る
ギフト1200を目安に、最終ゴールはジョブマスター
ジョブポイント1200を獲得することで得られるギフトに「歌の効果時間延長+5%」があります。まずはここを目標にジョブポイント稼ぎをしていきましょう。すべての楽曲が5%効果時間が延びるので歌の掛け直しなどあらゆる場面で有効に働きます。
スキル合計900を意識した装備を
前述した「歌唱スキル」「弦楽器スキル」「管楽器スキル」のうち、「歌唱スキル」と装備している楽器に適用されているスキルの合計が900になると、その歌が発揮できる効果の最大値が適用されるようになります。
「〇〇〇+1」のついた防具を装備していたとしても効果がいまいち体感できないな、と思ったらこの「スキル合計900」の到達を確認してみましょう。
ジョブの基本スペックだけでは、
基本スキルC(373)+メリットポイント(16)+ジョブマスターによる恩恵(各スキル+36)= 425
となり、各スキルとも25ポイントほど足りません。歌唱スキル25、各楽器スキル25をそれぞれ防具で補う必要があります。装備セットを作りこむ場合の参考にしてください。
歌の効果時間延長装備を集める
アンバスケードなどの短時間で終了するコンテンツは特に、「1度の歌の効果時間を極力長くして歌のかけ直し頻度を減らす」ことが重要となってきます。
トルバドゥール(歌の効果時間2倍)の効果を最大限引き出すために、元となる歌の効果時間を延長させておく必要があります。
「〇〇〇+1」や「全歌+〇」の装備の他、単純に効果時間の延長だけついている防具もあります。比較的入手難易度が低めの装備もあるので、順次揃えていきましょう。
インヤガ装備の脚部分です。NQで効果時間+12%が付いています。HQで15%、HQ+2で17%になります。アンバスケードのA.チケットで交換可能です。アブダルスメタルと一緒に交換することでHQ、HQ+2とランクアップしていきます。
アーティファクトの両足装備です。NQでは10%です。HQは11%、HQ+2は13%、HQ+3は15%となっています。
エンピリアン装束の胴装備です。IL109からIL119にするためにはベガリー・インスペクターのボスを討伐する必要があります。
アーティファクト、レリック、エンピリアン装束のアイテムレベル化については下記を参考にしてください。
-
Lv99から - アーティファクト、レリック装束、エンピリアン装束の強化編
続きを見る
-
Monisette/FF11用語辞典
続きを見る
RME楽器 通称「ギダカマ」
最終的にコンテンツに出すためにはRME装備群が必要となります。RME楽器のそれぞれの頭文字をとって「ギダカマ」と呼ばれています。
マルシュアスのイオニックウェポンは他PCとの協力が不可欠ですが、それ以外の3種は時間はかかるものの、地道にコツコツとこなせるものとなっています。最終装備獲得を目指して頑張っていきましょう。
レリックウェポンのギャッラルホルンです。こちらは攻撃性能が無い装備のためアイテムレベルはありません。旧貨幣も安価、メイジャンの試練もそれほど難しくないためRME装備群の中では比較的作りやすい部類かと思います。
エンピリアンウェポンのダウルダヴラです。現在最高峰の「歌数+2」がつく唯一の楽器です。メイジャンのモーグリからピューフハープを受け取り、鋼鉄の鎧板、無色の魂を納品することで素体が出来上がります。その後のアペデマクの角納品も含めてすべてアビセア・ウルガランで収集可能です。こちらもアイテムレベルはありません。
ミシックウェポンの短剣であるカルンウェナンです。歌の延長効果時間は50%にも及び、ナイトルのリキャスト10分を超える歌の効果時間を維持するためには必須の装備です。こちらはアイテムレベルが付いており、アレキサンドライト3万個納品も然ることながら最終ランクにて餅鉄1万個の納品が必要となります。
イオニックウェポンのマルシュアスです。この楽器でのみ詠唱可能な「栄典の戴冠マーチ」が利用可能となります。マーチと名前がついていますが実際は「命中+42 攻+168 飛命+42 飛攻+168 ヘイスト+約12%(スキル合計900時)」という破格の性能となっております。その分取得難易度は高めです。
強化歌・アビリティに関するテクニック
ベテランの吟遊詩人達が上手く立ち回るために活用しているテクニックです。ぜひ覚えて活用してみてください。
ナイトル
「ナイチンゲール」「トルバドゥール」は通常、2つのアビリティをワンセットで同時使用して運用していきます。
トルバドゥールは効果時間が2倍になる反面、詠唱時間が1.5倍になります。そのため、メリットポイント5振りをした「ナイチンゲール」の「著しく詠唱速度が速くなる」(詠唱時間が0になる効果)でこのトルバドゥールのデメリットを打ち消しています。また、ナイチンゲール・トルバドゥールともに効果時間は1分と短いため、ナイチンゲールの再詠唱時間短縮の恩恵を受けて短い時間に多数の楽曲を重ねがけしていくことになります。
このワンセットの運用は通称「ナイトル」と呼ばれています。
また、5曲まで歌うとなるとナイトルの効果時間が足りなくなります。そのため、ナイチンゲール、トルバドゥールそれぞれの効果時間を延ばす装備を必ず取得しておきましょう。該当する装備はいずれもレリックです。画像は+1以上になっていますが、IL109の状態からオーグメント効果は付与されていますのでまずはIL109の取得を目指しましょう。
注意点としては、詠唱時間0の状態で発動するため、FC着替えセットなどを仕込んでいる場合は上手く装備が反映されません。ナイトル利用時専用のマクロを準備しましょう。
歌は詠唱中断がない
吟遊詩人が歌うすべての歌は、敵からの殴打による詠唱中断がありません。敵に殴られながらも歌を唱えるという事が可能です。
ただし、スタンやノックバックなどによる中断は発生しますので気を付けましょう。
マズルカと移動速度アップの関係性
「ラプトルのマズルカ」「チョコボのマズルカ」など、かかったPCの移動速度をアップさせる歌があります。これらは以下の特性があります。
- 移動速度アップ装備と効果が重複する。
- 踊り子の「チョコボジグ」「チョコボジグII」、モグタブレットの「エーススプリンター」と同枠のため、重ねがけをしても最大で25%までしか速度アップしない。
- コルセアの「ボルターズロール」は別枠のため、移動速度アップ装備、マズルカのすべてと重複して効果を発揮する。ただし、効果の最大値は通常スピードの1.6倍(シーフのアビリティ「とんずら」と同じ速度)まで。これ以上は速度はアップされない。
ピアニッシモを敵歌に使う
次に歌う味方歌を単体化する「ピアニッシモ」ですが、こちらは敵歌には効果がありません。ところが、詠唱速度アップの効果だけは反映されます。これを利用して、ピアニッシモを実行>効果時間中に敵歌を歌うことで敵歌の詠唱時間を短縮する、といった使い方が可能となります。
こちらも詠唱時間が極端に短くなるため、ピアニッシモ利用を前提としたマクロ作成が必要となるため使い方には注意が必要です。
「歌数+〇」を使った重ねがけの手順
「ナイトル」で効果を倍にした歌を「歌数+〇」の数だけ重ねがけする。効果が最大化した歌をSPアビリティ無しで最大4曲まで重ねがけする歌い方の基本手順をご紹介します。
- 最大効果のついた歌を2曲、通常どおり歌う(装備セット・マクロなどで最大効果が反映されるよう準備しておく)
- 効果時間の短い歌を、「歌数+〇」の楽器を装備した状態で歌う。(歌の枠が追加される。これは俗称で「下地」などと呼ばれています。
下地を歌う場合は「ピーアン」など、普段あまり使わない歌を歌うようにします。 - 改めて下地曲の上から上書きされるよう、最大効果のついた歌を2曲歌う
「ナイトル」を使い、その効果をきちんと4曲すべてに乗せる応用編
- マクロでナイトル効果時間アップの装備セットに切り替え>ナイトルを発動
- マーチを2曲、最大効果反映装備セットで詠唱
- メヌエット5、メヌエット4を下地装備で詠唱>これにより効果時間の短いメヌエット4、メヌエット5の枠が出来上がる
- 再度、最大効果反映装備セットでメヌエット4、メヌエット5を詠唱する
- 最大効果のついたマーチ・マーチ・メヌエット5・メヌエット4が詠唱完了となる。
※同様に、クラリオンコール発動時は最大効果装備セットで3曲歌ったあと、前述3番以降の対応をすれば5曲が反映されるようになります。
歌の効果時間を揃えることへのメリットと装備セット
歌の効果を+1する装備、効果時間を延長する装備は各部位まちまちであり、各曲で最大効果を発揮しようとすると歌ごとの効果時間に差分が出てしまいます。前述した、
- 現在プレイヤーにかかっている強化歌のうち、一番効果時間の残りが少ないものから上書きされます。
という特性がある以上、唱えた歌の効果時間と詠唱した順番の把握が必要となり、思った通りの歌を残すためには相当な練習が必要となってしまいます。
そこで、「各曲の効果時間をすべて同一にする」ことで、「歌った順番に効果時間の残りが短くなり、先入先出で上書きができる」状態を作り出すことで曲の重ねがけの管理・上書き処理の容易性を高めます。
ここではギフト1200の5%延長を含めて、各曲の効果時間延長を「+175%」(二刀流の無いサポートジョブの場合は170%)に統一する、各歌ごとの装備セット例をご紹介します。
※「狩人のプレリュード」もありますが、使用頻度の兼ね合いからあえて装備セットを作っていません。
共通する装備として、以下のセットは常に装備してある状態です。
- カルンウェナン >>> 歌の効果時間延長+50%
- カーリ >>> 歌の効果時間延長+5% (二刀流ジョブをサポートにする場合に使用しています)
- 月虹の呼び子+1 >>> 全歌+3(歌の効果時間+30%)
- ギャッラルホルン >>> 全歌+4(歌の効果時間+40%)
- 合計:+125%
メヌエット(攻撃力アップ)
エンピ胴に「メヌエット+1」がついているので、両脚をインヤガNQ(12%)、両足をブリオソNQ(10%)にしています。
マーチ(魔法ヘイスト+)
こちらはエンピ両手に「マーチ+1」がついているので、メヌエットと同じ両脚・両足の構成になります。
マドリガル(物理命中率アップ)
「マドリガル+1」が頭とアンバスマントの2部位についているので、両足のみコンビネーションのステータスアップ狙いでエンピ装束足にしています。
マンボ(物理回避率アップ)
両足に「ムセスクラッコー+1」を採用しており、「マンボ+2」の効果と両脚のインヤガNQにより効果時間を揃える事が出来ています。
エチュード(ステータスアップ)
こちらは「ムセスターバン+1」に「エチュード+2」がついているため両足をエンピ装束足にしています。
ミンネ(物理防御力アップ)
ミンネに限っては、両脚のインヤガシャルワ(+12%)が「ムセスサラウィル+1」の「ミンネ+2」(20%)となってしまうため、他の歌と違い「+173%」(二刀流以外は「+168%」)となっています。両足を「BRスリッパー+1」(+11%)に変更することで差分を1%にまで調整することができます。
カロル(属性耐性アップ)
両手の「ムセスゲージ+1」が在庫にないため購入できず、「カロル+1」のため調整として両足に「ブリオソスリッパー」を採用しています。「ムセスゲージ+1」が購入できた際は、両足はエンピ装束足になります。
上記以外の曲(ダージュ、シルベントなど)
「〇〇+1」の効果が付かない装備については時間延長の装備で固めて調整しています。
歌別装備群一覧(空欄は歌の効果時間に影響がない部位です)
栄典の戴冠マーチ
栄典の戴冠マーチも時間を揃える事が出来ますが、あえて最長時間・最大効果の装備を反映しています。(効果時間+195%)
この装備セットでナイトル後に「マルカート」の併用で12分8秒まで延長することができます。これにより、ナイトル中の一番最初に歌うことで疑似的なテヌート効果を生むことができます。
まとめ
吟遊詩人の強化歌に関する基本的な仕様から、コンテンツに出すための実践的な内容まで幅広くまとめてみました。現代の吟遊詩人は幅広く活躍の場を求めらるジョブとなっており、一気に揃えるのはなかなか大変かと思います。敵歌や殴り装備に関する内容も別記事を作成する予定でいますので、この記事含め初心者や初級者に向けてのせめてもの参考になればと思っております。
以上、吟遊詩人 強化歌基礎編 でした。