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FF11のマクロはややこしい
FF11は2002年にリリースされたゲームです。開発そのものは、前世紀の1990年代から始まっていたことでしょう。
つまりFF11のマクロ設計は、ゲームシステムがここまで肥大化することを前提とはしていなかった、と言えるかもしれません。
そのため、アイテムや装備、アビリティなどの増加にあわせてマクロも拡張されてきましたが、どうしてもツギハギ感は否めません。
FF11の操作に関しては、プレイヤー側で工夫して改善するか我慢して受け入れるかの二択になっているように感じます。
復帰から約3年、利便性の悪さを感じながら使っていたマクロですが、少しでも快適に使えるよう改修を施しました。
私と同じように使い勝手の悪さを感じている人が、少しでも楽になれば幸いです。
すべてのBookを使用するマクロ管理方法
以前、アイテムレベル時代のマクロ管理方法に関する記事を書きました。
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【FF11】ILv時代のマクロ管理
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その後、更に改良しすべてのBookを使用する方式に変えました。
Book1をベースマクロとして、アイテム使用やロックスタイル、サポレベルの魔法やアビリティを中心に共通化し、Book2以降をジョブごとのジョブマクロとして利用し、必要に応じてBook1にジャンプする方式です。
このマクロ管理のメリットは、Book1に共通コマンドを集中させることでマクロパレットの無駄を少なくできることです。デメリットは、共通マクロを使うときに1ステップ増えることです。しかし、それを差し引いてもメリットの方が大きいと感じています。
この様な形で配置しています。
共通化したBook1から、各ジョブのBookへ移動するコマンド。
コマンド内容は次のとおりです。
/macro book <book番号> |
このコマンドで、Book1~Book20 の任意の場所に移動できます。
/macro set <set番号> |
このコマンドで、Book内の Set1~Set10 の任意のセットに移動できます。
上記の例「シMCR」では、シーフ用Book の Set10に移動します。Set10 は装備変更マクロやウェポンスキルマクロを配置しています。
ジョブマクロからもベースマクロのBook1に移動できるようにします。
ベースマクロへの移動は次のコマンドです。
ベースマクロの配置コマンド
ベースマクロに配置しているのは次のようなものです。
- 薬品使用
- 経験値、キャパシティポイントアップリング
- 採掘関連コマンド
- ロックスタイル
- サポートジョブにすることの多い白魔道士、赤魔道士の魔法
- 戦士、忍者、踊り子などのアビリティ
マクロパレット
マクロセット1は、回復系魔法、弱体魔法などを置いています。
マクロパレット2は、範囲属性バ系、アクアベールやストンスキンなどの強化魔法、ナ系魔法を置いています。
マクロパレット3は、ステータスバ系、Ctrl列は範囲、Alt列は単体としています。
マクロパレット4は、魔法剣、スパイク系、弱体魔法を置いています。ここまでが魔法系の配置です。
魔法はファストキャスト装備に着替えてから詠唱し、リフレシュ装備に着替えます。
魔法剣は強化魔法装備を組み込みます。
マクロパレット5、6はサポ戦士、サポ踊り子、サポ忍者のアビリティ、忍術を配置しています。
マクロパレット7は、各ジョブマクロに移動するためのコマンドを配置しています。
マクロパレット8は、テレポやデジョンなど移動系魔法、各種エンチャントリングなどを置いています。小袋【シルト】、小袋【ビーズ】もよく使うのでマクロ化しています。
マクロパレット9は、採掘系、合成系、オイル、パウダー、獣写機、汎用的なフェイス呼び出しコマンドを配置しています。
マクロパレット10は装備変更、ロックスタイル変更、白魔道士、赤魔道士、黒魔道士のアビリティ、ウェポンスキルを配置しています。
装備セット
共通装備については、強化魔法装備、ファストキャスト装備、リフレシュ装備のセットを作っています。装備可能ジョブの多い装備でまとめています。
強化魔法装備。主なものはウムシクハット、リーガルパンプス、メリックトルク または インカンタートルク、アンドアーピアスなどです。魔法については、共通の強化魔法装備、ファストキャスト装備、リフレシュ装備を用意して着替えマクロとして組み込んでいます。装備可能ジョブが多い装備をセットします。
ファストキャスト装備。ウエルキンクラウン、ヴリコダラジュポン、リーガルパンプス、サピエンスオーブ、オルンミラトルク、ロケイシャスピアス、マリグナスピアス、キシャールリングなどです。
リフレシュ装備。ビファウルクラウン、ヴリコダラジュポン、アシドゥイズボン、被リフレシュ効果時間の延びるギシドゥバサッシュなどです。他、リフレシュ装備は移動時に着ることが多いのでヘラルドゲートルもセットしています。
ロックスタイル
ロックスタイル用のセットは5つ作成しています。この辺は1個で良い人や10個欲しい人など、好みもあると思います。
メインジョブのマクロの方向性
白魔道士、赤魔道士、黒魔道士、召喚士、青魔道士、コルセア、風水士などはサポートジョブに白魔道士や赤魔道士を選択することも多く、上述の共通マクロに記載したサポレベルの魔法も日常的に使います。必要な魔法はメインジョブのマクロにも配置します。
スニークやインビジなどは移動時に使うことがほとんどなので、共通Bookのものを使えば良いでしょう。
テレポ系やデジョン系なども、サポレベルで使うことはありますがメインジョブのBookに組み込む必要性は少ないはずです。
また状況に応じてサポ白、サポ赤を使い分ける風水士やコルセアの場合、単体バ系や範囲バ系をすぐに使えるように共通化しておくメリットは大きいです。
また、マクロパレットを大量に使用する召喚士や青魔道士も、サポートジョブの魔法がいつでも使えるよう共通マクロ化すれば利便性が上がります。
共通マクロBookへの移動を簡単にできるようにマクロを組むことは、痒いところに手を届かせる工夫と言えます。
まとめ
アイテムレベル時代になり、魔法やアビリティ、装備の組み合わせはかなり増えました。
共通Bookを作り複数のジョブで使い回せるようにしておくと、共通Bookだけを修正すれば良いのでメンテナンス性が上がります。
また急遽育てたジョブのマクロを作るときに、共通分は省けるので楽になります。
復帰直後は取り扱うジョブも少なく、また何ができるのかも未知の場合が多いのでマクロ作成の方向性は分かりにくいと思います。
片や、出せるジョブが増えたり出来ることが分かってくると、ツギハギで作ったマクロでは利便性が悪くなってきます。とは言え、FF11のマクロ設計は、ここまでアイテムや装備、アビリティが増えることを前提としていたとは言い難く、プレイヤー側が工夫を凝らさなければならないのも事実です。
現役勢は今更マクロを改修するのは大変な労力がかかるでしょうが、利便性を上げるためにはどこかでテコ入れする必要はあるかも知れません。
また復帰勢は、最初にマクロを共通化する方向性で作っておくと、ジョブが増えたときにマクロを作る労力を減らすことができます。
FF11のマクロは複雑ですが、マクロ管理が少しでも楽になれば幸いです。
以上、マクロの共通Book化でマクロ管理を快適にする方法 でした。