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7年振りの新成長要素「マスターレベル」
2021年11月に、実に7年ぶりとなる新しい成長要素が追加されました。その名を「マスターレベル」と言います。名前だけ聞くとかなり重々しく、復帰者や初心者からすると大変にハードルが高いもののように感じるかもしれません。名称に圧倒されないように、本記事ではマスターレベルの成長要素や概要、マスターレベルの上げ方などについて解説していきたいと思います。
マスターレベルとは(概要)
ジョブレベルを99に上げるまでに必要となる「経験値」と同列のポイント取得項目であり、「エグゼンプラーポイント」という新たなポイントを稼ぐことでマスターレベルを上げることができます。マスターレベルは、条件を満たしたジョブごとにエグゼンプラーポイントを稼ぐ必要があります。
2022年8月現在でのマスターレベルのキャップは40となっています。
マスターレベルによる効果・恩恵
マスターレベルを上げるごとに得られる効果・恩恵は以下の内容となっています。
① マスターレベルが1上がるごとに、そのジョブでのHP・MPを除くすべての基礎ステータス(STR/DEX/VIT/INT/MND/CHR)が+1される。
② マスターレベルが1上がるごとに、そのジョブが持っている戦闘スキル・魔法スキル上限が+1される。(開放されるのは上限だけなので、スキル上げは自分で行う必要があります)
③ マスターレベルが5上がるごとに、そのジョブに付けたサポートジョブのレベル上限が+1される。上昇した分のサポートジョブのステータスもメインジョブのステータスに反映されるようになる。(※画像はマスターレベル18のため、サポートジョブは52となっている)
④ サポートジョブのレベル上限が上がることで、サポートジョブで使えるアビリティや魔法の一部が使用可能となる。
※ マスターレベル40になった場合の各効果の合計値は下記の通りとなります。
- メインジョブのHP/MPをのぞく全ステータス+40
- メインジョブの戦闘スキル上限+40
- メインジョブの魔法スキル上限+40
- サポートジョブのレベル上限が57までにアップ
マスターレベルを上げるための条件
マスターレベルを上げるためには、以下の条件をクリアしておく必要があります。
- メインジョブのレベルが99になっていること
- メインジョブのジョブポイントを2100まで稼いでジョブマスターになっていること
- 上記2つの条件を満たした状態でル・ルデの庭(H-5)の"Nomad Moogle"に話しかけて、だいじなもの「マスターブレーカー」を入手すること
※一度でもだいじなものを入手できれば、2ジョブ目以降はNomad Moogleに話しかける必要はありません。
マスターレベルの運用に関して知っておくべき仕様
マスターレベルを上げていく際には、いくつか知っておくべき仕様や注意点があります。
① エグゼンプラーポイントを獲得できる相手は、メインジョブから見た「楽な相手だ」と表示される敵より強いモンスターとなります。(「とても楽な相手だ」ではポイントを獲得できません)
② エグゼンプラーポイントは経験値と同じく、戦闘不能によりロストが発生します。ロスト率は「戦闘不能時のレベルを基準とした、必要Next数×2%」となります。
例:マスターレベル5のジョブで戦闘不能となった場合 ⇒ Next18327 × 0.02 = 366ポイントのロストとなる。
③ 戦闘不能時、レイズによって一定の割合でロストした経験値を回収することができます。使用するレイズごとの回収率は経験値と同じ割合です。(レイズIIIではロストした経験値の90%を回収可能です)
④ 戦闘不能によりエグゼンプラーポイントのロスト数が現在レベルでの保有値を上回った場合、レベルダウンが発生します。レイズによって回収できた場合は元に戻ることがあります。
⑤ マスターレベルは「レベルシンク」を利用することができます。パーティでマスターレベル上げを実施する場合は、そのパーティの中で一番マスターレベルが低いPCを基準にレベルシンクを行うことで、マスターレベルの高いPCも効率よくエグゼンプラーポイントを稼ぐことができるようになります。
⑥ サポートジョブのレベルによって使用できるアビリティのうち、「スタイルチェンジが発生するアビリティ」は使用することができません。
アビリティ例:コンポージャー(赤魔道士)/ハートオブミゼリ、ハートオブソラス(白魔道士)/ベロシティショット(狩人)/隠忍、陽忍(忍者) など
⑦ 一部のアビリティのようにレベルによって効果が上がる場合は、マスターレベル上昇に伴ってサポートジョブのレべル上限が上がった場合でも、そのアビリティの効果は向上しません。
アビリティ例:バーサク ⇒ レべル15にてランク1習得、レベル50でランク2へ上昇となるが、サポートジョブの場合はランク1のままとなります。
⑧ LSリストやサーチリストなどでマスターレベルを表示させたい場合は、「アクティブウィンドウ切り替えキー/ボタン」を押すことで表示の切り替えができます。
マスターレベル上げのための狩場情報
マスターレベルを上げるための狩場情報を簡単にまとめておきます。マスターレベルを上げる人は非常に多く、サーバによっては人気のある狩場は現在も混雑している状況かと思います。
龍王ランペールの墓(マップ2)
2022年9月12日のバージョンアップにてLocusモンスターが追加されたエリアとなります。マップ1南のエリアにあるポイントから地下に移動した先となります。
単体コウモリ、犬、ヘクトアイズ、サソリ、骨が生息しており、単体コウモリのみノンアクノンリンク、それ以外はノンリンクです。同バージョンアップでLocusから貰えるエグゼンプラーポイント量も増えたことと、相手がコウモリメインになるため狩りやすく人気のエリアとなりました。各種類ごとにまとまって配置されているので、お気に入りのポイントを見つけて狩りましょう。(2022年9月23日追記)
クロウラーの巣[S]
2022年3月のバージョンアップにて、通称「ドーナツ部屋」が開放され、新たに高レベルのモンスターが配置されました。
相手はクロウラー、カブト、トンボ、サソリなどがメインとなり、いずれもApexの名前がついています。エグゼンプラーポイント稼ぎから定着した「範囲狩り」での稼ぎが定番となっており、盾ジョブが大量のモンスターを引き連れていく場面をよく見かけます。盾・支援ジョブを含めてパーティを編成し、盾ジョブが釣ってきたすべてのモンスターの正面に立てるように配置してタゲを取りつつ、イオリアンエッジやジャ系精霊魔法で処理していくスタイルです。もちろんソロの方も従来通り1匹ずつ対応する方も見受けられます。
範囲狩りは大量のモンスターを処理することになるため事故が起こりやすいことと、天候が雨になるとタゲが切れやすくなるため雨季の範囲狩りは注意が必要です。
(2022年9月23日追記) 2022年9月12日のバージョンアップにより、範囲攻撃が無効化されている「Locus」の種類が全域に配置され、実質範囲狩りがつぶされてしまっています。Locusよりもエグゼンプラーポイントが低いApexと混在して生息しているので、狩場の旨味がなくなってしまっています。ここでLocusを狩る場合はApexも混ざることを覚悟して対応しましょう。
アルザダール海底遺跡群
2021年11月に新たにマスターレベル上げ用のモンスターが配置されました。アトルガン白門からナイズル島へワープしてサルベージ方面へ向かうワープを飛んだすぐ目の前、あるいは更にその先を進んだバフラウ入口付近にApexの名前を冠したギアが配置されています。実装当初はこちらでも範囲狩りが出来ましたが、2022年1月のバージョンアップの修正で範囲耐性/精霊魔法耐性/突耐性の追加、といった内容に変更されてしまい、今では人の少ない狩場となってしましました。必要命中も大変高いため狩りのハードルは少々高いですが、アクティブながらリンクしないため気長に気楽にレベル上げをしたい方向けかもしれません。
タンジャナ島
2022年7月のバージョンアップにて、タンジャナ島に「Locus」の名前がついたコリブリ・ウィヴルが新たに配置されました。各地のApexよりもHPが多く設定されていますが、その分多くのエグゼンプラーポイントが獲得できるようになっております。
ただし、クロウラーの素[S]のような範囲狩りができないように範囲ダメージに耐性を持つようになっています。
アクセスとしては白門からナイズル島へのワープでアルザダール海底遺跡群を経由して島の東側に出るか、ゼオルム火山#1に飛んで南下し、ハルブーンを通って西側に出るかになります。西側経由の方が距離は近いですが、島内部は棚状になっており東からの一方通行になっています。
ノンアクティブ、ノンリンクのためパーティの許容数は多く、気軽に来れる場所でもあり人気の狩場になっています。コリブリは魔法反射、ウィヴルは正面からの物理攻撃に被ダメカットが付くのでジョブによって得手不得手が出てくると思います。
※タンジャナ島東側への移動は、白門ワープからナイズル島へ移動したあと以下の画像の順番で移動します。
①
②
③
④
ドーの門
ジョブマスターになるためのキャパシティポイント稼ぎとしては現在も人気の狩場となっています。Apexのコウモリ・魚・カニを狩ることになります。特に耐性もないのでキャパシティポイントを稼ぎたい他のPCに交じって狩りを行ったりすることもできます。
こちらは他の狩場と比較して獲得できるエグゼンプラーポイントは低めなので、積極的な狩場候補というよりは混雑回避に訪れる程度かと思います。
まとめ
マスターレベル20ほどまではそれほど苦労なく上がるかと思います。それ以上上げるには相当量のエグゼンプラーポイントを稼がないといけませんがステータス+40の恩恵はやはり大きいと思います。敷居としては、まずはマスターレベル20を一つの目安としてポイント稼ぎの目標にしてみるとよいかと思います。仕様と各狩場の特性を理解して、楽しいエグポライフを過ごしていきましょう。
以上、マスターレベルの概要解説記事でした。