オーディンが賑わっているので
2019年6月のバージョンアップで、ついに上位バトルフィールドのオーディンが解禁されました。
ヴァナ・ディールのオーディンは、アトルガンの秘宝から登場しています。アトルガンの秘宝の舞台は地球における中近東がモデルとなっており、ペルシア文化の影響が色濃く反映される世界観に北欧神話のオーディンが登場しているのでけっこう異彩を放っています。
思えばアトルガンの秘宝のコンテンツ、サルベージのスカディレザーアーマー系統のニョルド、フレイ、フレイヤ、スカディも北欧神話由来です。
オーディンが賑わっているので、今回は北欧神話とオーディンにまつわるお話です。
ヴァナ・ディールにおける北欧神話
ヴァナ・ディールにおいて、北欧神話はあらゆるところにまで影響を及ぼしています。
思いつくだけキーワードをあげてみましょう。
- オーディン
- エインヘリャル
- フェンリル
- ユグドラシル
- ラグナロク
- グングニル
- ギャラルホルン
- ミョルニル
- レーヴァテイン
- ヨルムンガンド
- フレイ
- フレイヤ
- スカディ
- ニョルド
- ワルキューレ
- ルーン
列挙し始めたらキリがないですが、ヴァナ・ディールの冒険者なら聞き覚えのあるキーワードばかりですよね。
これらすべて、北欧神話に由来します。
ヴァナ・ディールにおいては、これらは各々のミッションやクエストに散りばめられています。
オーディン、フェンリルは召喚獣ですし、ラグナロク、グングニル、ギャラルホルンはレリックウェポン、ミョルニル、レーヴァテインはミシックウェポン、ユグドラシルはアドゥリンの魔境の世界樹、ヨルムンガンドはウルガラン山脈のドラゴンです。
歴史ドラマ ヴァイキング 海の覇者たち
北欧と呼ばれる地域、スカンディナヴィア、ノルウェー、デンマークなどは、キリスト教的な一神教の世界観とは異なる多神教です。日本も、八百万(やおよろず)の神々と謂われるように多神教です。
北欧の神々は人間のような個性があり、それぞれが役割を持っているのが面白いですね。全知全能の唯一神ではないところが、神様なのに人間味があって親近感が沸きます。
オーディンは、北欧神話の神々の頂点に立つ存在です。Odinは、様々な語形に変化し、古英語のWoden (ウォーデン) となり、水曜日を意味する Wednesday の由来になっているとも言われています。
そんな世界観の「ヴァキング 海の覇者たち」は8世紀~9世紀の北欧、スウェーデンを舞台にした壮大な歴史ドラマです。
物語は、闘いに敗れた戦士たちの亡骸のもとにオーディンが降りたち、戦士たちの魂をヴァルハラに導くところから始まります。
ヴァイキングは、氷河が切り取った谷フィヨルドに暮らし、農業、漁業、牧畜を生業としながらも、海を超えて略奪も行う戦士でもあります。
そのような大自然との共存と、略奪などの戦闘行為が日常であったヴァイキングたちにとって、あらゆるところに人間のような個性をもった神々を見出したのは当然だったのかも知れません。
主人公のラグナル・ロズブロークは、ハラルドソン酋長の東へ略奪に行くと言う方針に背き、新しい航海法を発見し西の海へ乗り出します。
まだ略奪されていない西の土地は、豊富な財宝と、ヴァイキングにとって未知の宗教、キリスト教がありました。
ヴァイキングの戦士たちは修道院を襲い財宝を奪いますが、ラグナルは修道僧アセルスタンを奴隷にすると言って北欧に連れて帰ります。
ラグナルは目の前の財宝ではなく、修道僧の知っている未知の世界の情報に計り知れない価値があることを見抜いていたのです。
※引用元
Vikings | Schedule and Full Episodes on HISTORY Canada
この作品は、並の映画を遥かに凌駕する予算をかけて制作されたこともあり、めちゃくちゃ面白いです。
物語の中でも、オーディンやフェンリル、フレイ、トール、などの神々が登場人物たちから語られ、その世界観に心惹かれます。
シーズン5まで公開されていますが、シーズン1の気合の入り方たるや相当なものです。
アマゾンプライムで視聴できるので、FF11の世界観が好きな人にはぜひ見てほしい作品です。
Amazon Primeでの視聴はこちら。
以上、ヴァイキング 海の覇者たち FF11的世界観 でした。